うーむ。情報が少なすぎるし、ソーシャル系での反応もなんというかだし。
ここで取り上げられている画像はWindow UI Variantsというページにあるもので、Chromiumプロジェクトのコンテンツではあるだけど、それがChromium OS配下の文書なんだよね。さらに最終更新日が昨年2月始めっていう。
元記事のGoogle May Kill Chrome URL Barではそれを指摘してる人がいるのだけど、記者はなんかちんぷんかんぷんなこと言って更新する気なさそうだし……なんともまあ。
ただ、これがデマなのかというとそうでもなさそう。Chromium-devで今後UIに関するニュースレターを配信するらしく、その第一通目でかのページが言及されている。
プロファイルについても言っているので、元記事はそれを参考にしたのかなとも。じゃあソースに言及しとけよというね。
それでCompact UIについては“beng and jeffreyc to find an engineering owner interested in prototyping compact nav on Windows.” というステータス。Windowsでcompact navのプロトタイピングに興味のある人を探すってところかな。まだまだこれからだね……って「えっ、Windows?」っていう話になりるよね。うん。
Chromium OSはこないだから配られてるCr-48(欲しい!)くらいの小さなラップトップやネットブックを対象にしているけれど、他のデバイスへの展開を考えてないわけではないようで。
このページにはTablet, Netbook, Laptop, Desktop, Screenというデバイスのカテゴリごとに考えられうるChromium OSのUIを示した図があるんだけど、その中に“Compact UI”とある。そしてそれが対象としてるのは“Netbook,” Chrome OSがまずターゲットにしているクラスのデバイスになる。
さらに、現在ウィンドウシステムの改修も検討されていて、その知らせもChromium-devに投稿されている。って投稿者がBen Goodgerだ。名前を見るの久しぶりだ。
overview documentにはその背景が書かれている。
As we expand the reach of Chrome onto a variety of different devices, the need for an improved windowing system is growing. Chrome OS' small screen netbook target has driven the development of its simple full screen window manager up until this time, but as the desire to run Chrome on larger format devices grows, the need to display more than one window at a time is rising.
There is also a desire to consolidate Chrome UI implementation between Chrome on Windows and Chrome OS, to expand the developer and testing community available for Chrome OS to the broadest possible group.
Chrome OSを他のデバイスで展開するにあたって、フルスクリーンのウィンドウマネージャではなくちゃんとしたウィンドウシステムが必要であること。さらにChrome OSの開発やテストを広げられるように、Windows版ChromeとChrome OS間でUIを統合する要望もあると。
はい、もう読めたでしょう。Chrome OSの展開のために、ChromeにChrome OSで予定されたUIを(統合することで)盛り込むようなプランがあって、そこでCompact UIのWinへのモックアップ作成やらがあると。
なので、Compact UIがChromeに入る可能性はある。ただそれに置き換わるかというと、セキュリティやらいろんな観点で結構怪しいと思う。
とまあ、こんな感じ。ここまで調べて書かなくてもいいだろうけど、もうすこし転載レベル以上の付加情報つけて記事書いてほしいな。
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